精研俳句の会 事務局です!!
あるある!と納得する俳句から、 クスッと笑える川柳まで。
隙間時間にお楽しみ下さい!
初蝉に
耳目(じもく) 欹て(そばだて)
木立ち見ゆ
作:照一
梅雨上がり間近の時期、季節の移りを感じる人も多いと思いますが
それ以上に敏感なのは自然界に生きる小動物ではなかろうか?
中でも地中に永く眠りから、今か今かと地表の動きを探り
出番を待っている蝉もその一種とは言う迄もない事。
七月(文月)二十日過ぎ、何気に夕暮れ時、自宅廻りを散歩。
人間の誕生の瞬間、元気良く「オギャー」と、生命の第一声であるが、
蝉の産声恥ずかしそうに、聞こえる様な、聞こえない様な
遠慮染みたかわいい鳴きが耳に。
「遠慮しなくて良いんだよ。大きな鳴きで唄えよ、短い生命(いのち)だから」
と、思いを欹(そばだ)てた寸時でした。
本日も読んで頂きありがとうございました(#^.^#)
来週もまた、この時間にお会いしましょう!!
お楽しみに~(^O^)/