おはようございます。
朝は冷え込む石川県となりました。
最近はあちこちでイベントがあり楽しい週末です。
私も、今週はぶらぶらと加賀の方へドライブに。
日本の伝統工芸品「九谷焼」
春と秋に九谷茶碗祭りがあり、お値打ち品を探しに....。
九谷焼
熟練職人による絵付けがスゴいんです!
筆一本で繊細で美しい絵柄、と「九谷毛筆細字(さいじ)技法」がありますが
古典文学を極細の毛筆で磁器に描き込む技法がこれまた職人技です。
まさに技法の粋を極めた方法です。
話はかわりますが、電気の無い時代、作品は窯焚きでした。
作家さんから仕上がった商品を焼専門で窯焚していたそうです。
偶然ですが、その日釜焚をしている日で、初めて炎が上がっている所を間近で見学
させて頂きました。
窯の温度をずっと上げていかなければならない窯焚きは大変です。
あるコラムで昔の窯焚きさんと呼ばれる窯担当の人は高給取りであったとか。
なぜかというと、目を悪くする方も多かったようです。
ずっと窯の火を見続け、炎の色を見極め薪をくべる。
強烈な炎の光によって目がやられたそうです。
炎のまわり具合、温度、灰の飛び具合を考えながら、窯に詰めた後の最後の仕上。
最終的に、良い作品を完成させるためには、作家さんと、釜焚さんのお互いの信頼。
良い物を作る探研心を持つこと。常に新しいことを学び、スキルを向上させる
ことが必要だとつくづく感じました。自分が良くても、次の工程で良くなければ良い
製品が出来ないですよね.....。
精研工業『明るく元気に。』笑顔でのスタートです