海 | 精研工業

おはようございます。

石川県の今日は快晴！！

会社のシンボルツリーの百日紅(サルスベリ)も花が咲き

百合と百日紅で玄関が賑やかになっています。

園芸部も頑張ってます

石川県もとうとう海開きとなりました。

まだ、梅雨明け宣言もなく先日は

大雨による影響で富山大学では冠水し

富山大学の海開きとの記事が．．．．。

私たちの会社より車で１５分。
能登半島西部・石川県羽咋（はくい）市から宝達志水町にかけて、

世界でも珍しい海岸があります。
水分を含むと固く締まって、砂浜なのに車が走行できちゃう

「千里浜（ちりはま）なぎさドライブウェイ」。
よくＴＶでもでてますよねー。
車･バイク好きなら一度は走ってみたい場所です。
皆様も精研工業のお立ち寄りの帰りにでも．．．．。

さて、先日は海の日でしたね。

三連休、皆さんどこかおでかけでしたか．．．．．．？

私たちの会社のある石川県かほく市。
浜どころの(旧)七塚地方では、かつて、

「海(北前舟)」･「繊維」で成り立ってました。

とりわけ「海」は住民の生死のカギを握っていました。
海を恐れながらも、海に幸を求めて船を出す浜の人にとって

気象予測は、生活を左右し生命を守るための不可欠の手段。
　地元ではいまは昔語りになりつつある気象予測伝承として

　こんな言葉が残っています。

・ヤスアイ（北東の風）が吹き続くと、時化の前兆（クダリ＝南西の風が吹き返す。）
・宝達山にブタ雲がかかる日は、日中に大アイ（北東の風）が吹く。
・月に傘がかかると雨が近い。
・内灘の浜がホコル（砂塵が吹き上がる）と、強風が近づいてくるから注意。
・シラバ下り（晴天で南西の風のこと）が三日間吹くと、天気の変わり目だから注意。
・白山のカリ又に雲がかかると大時化が来る。
・夜、星が輝き照るのは天気の崩れる前兆。
・穴掘りガニが、山手のほうに穴を移動するときは時化の前兆

　渚の方に移動するときは　凪になる前兆。
・海に、ガスがかかっている間は波は穏やか。
・朝、一面に霜が降りると、霜荒れといって昼ごろからクダリ（南西の風）が吹く。
・アイの朝凪、クダリの夜凪。
・仏壇の線香の煙が、真っ直ぐに立てば天気、ゆらゆらするときは風が

近づいている前兆。
・渚の地面が固ければ凪、時化が近づけばやわらかくなる。
・秋のころ、朝の天気が良すぎると、沖ビカタといって時化の前兆、その日は不漁。
・鰯が、沖合い遠くに獲れる時は、時化の前兆。
・シモ（北の方）の海鳴りは、好天の前兆、カミ（南の方）の海鳴りは時化の前兆。
・沖合いの虹が真っ直ぐ立てば、沖合いが時化ているから出漁しない事。
・朝日･夕日に紫面がたつ時は天気の荒れる前兆。

今と違い天気予報の無い時代はこうやって乗り越えてきたんですね！
方言もたくさん入っていて、解読不可能な言葉もありますが．．．．．(笑)

小さいとき、近所の人にここは泳いではダメ、今日は海に入っては危ないとか良く言われました。
地元では、海の近くに恵比寿神社があるところはその延長上に渦がある。
海水浴は、海開き後、お盆まで。など、小さいときによく教えられました。

(恵比寿神社の裏には本当に渦があります．．．)

海の日、小さなことでも子供たちに少しでも、古い言い伝えを残してあげたいですね。

a.k