今日は俳句の会、会長より作品を4句頂きましたので
ご紹介させていただきます(^O^)/
北国の
冬 空低し
曇天に
寒さ担(かつ)いで
家路急ぐや
作:照一
北陸のこれからの日々、曇りのちしぐれ、のち雪。
低く垂れ込めた曇り空はまだ良い方ですね。
師走時、巷はボーナスが支給されたとか、まだとか。
支給された人は胸を張って、風を切り堂々と、まだの人は期待し、
奥様の喜ぶ顔を夢見ながら、肩を広げ背を伸ばし、
元気に「只今、今帰ったよ!!」と玄関へ入りましょう。
ボーナスの
厚さ 薄さで
我が妻に
ねだる旦那の
顔 七変化
作:照一
夫が貰って来たボーナス。
大体どこのお家でも家計を牛耳っている、いわゆる財布大臣は奥さん。
そこの奥さんに小遣いをねだる旦那さん。
ボーナスの中身を見る奥さんの顔色を見ながら
「どれ位要求しようか」と、ドキドキしている胸の内が顔に出。
赤くなったり、青くなったり。
いつも暇
何故か気ぜわし
師走だけ
作:照一
あるお年寄りの気持ち。
独り言代弁してみました。
俺、いつも暇で退屈なのに、師走に入ると何をしたのでも無く
やり残したことが有るようで、何故か気ぜわしい気持ちに成るんだよなあ~。
これって、俺だけかなあ~。
あ~あ。又一つ年とったなあ。
師走どき
決まり文句が
良い年を
作:照一
師走も押し迫ると、全国共通の合言葉で決まり文句、
皆揃って「良い年を」「貴方の方も良い年を」と。
本当にお互い良い年を迎えられますように。
早いもので、今年最後の精研俳句の会となりました。
本年中は大変お世話になりました。
来年は、もっともっとたくさんの作品をお届けできるよう頑張りますので、
何卒よろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
精研俳句の会 事務局 一同