花吹雪
移り香(が)残し
葉桜へ 照一
自然の生き物は素直です。
時節柄、桜もその一つです。
開花は南は九州から大阪、東京と北へ順を追ってかと思っていた今年、
意に図らずや東京の開花が先で九州 鹿児島が一週間程度の咲き遅れ。
これも自然の力で今冬の九州は寒く感は無く、この為 蕾(つぼみ)の成長が
遅れ、開花が遅れたとの事。
不思議ですね自然の力って...
そして、開花、満開、早々に散ってゆく...
人々に待たせ、喜ばせ...
美しさに酔わせ、感動させ...
寂しさを漂わせ乍の散り行く花吹雪。
見るも、感じるも温もりを与えたピンクから
寸時に緑の葉桜の世界へ人を招き入れるその偉大さを実感します。
こんな事を思うのは私だけでしょうか?...
人間の力も誇って当たりまえ...
それ以上に自然力って良しにつけ、悪しにつけ 無限大ですね。
自然に逆らう事無く、上手に素直な人生を重ねられたと思う日々です。