精研俳句の会事務局です(#^.^#)
早いもので俳句の会も第60回を迎えました!!
今週は三作品ご紹介していきたいと思います!
あわて者
待てぬ梅雨明け
初蝉が
作:照一
気の早い蝉。
我れ一番と土からムックリと出てみたものの
「あれっ、梅雨明け未だか」と。
「でもまあ、良いや。折角だから喉自慢で第一声。
ジッ・ジッ・ジッ・・・あれっ、やっぱり一寸早過ぎたかなぁ。」
もう一度
「ジッ・ジッ・ジィ~・ジィ~」
「良し!一週間忙しく仕事だ!」
せっかちな油蝉でした。
逃げ水が
陽炎(かげろう)誘い
主(あるじ)顔
作:照一
よりによって物好きな事に、真夏の太陽が照り付ける
ある日の午后、日陰を探しての散策する我れ、変人。
遠巻きに見る道路。
雨が降った後の様に水蒸気が立ち上がり、と同時に揺ら揺ら
陽炎も導き出す自然が作り成す不思議なショー。
今、我らが主人公と言わんばかりの逃げ水と陽炎のサマータイムショー!!
暑さ構わず身の程知らずの爺より
梅雨明けて
ここぞと顔出す
夏の日差し
作:隆治
俳句の会作品もだんだん夏らしくなってきました!
季節を感じる作品に触れる度、この少ない文字数で表現する俳句の面白さを感じます。
それでは来週もお楽しみに~(^O^)/