精研工業とは

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スタッフの日常 2017/03/07

第41回 精研俳句の会( ..)φ

 

みなさんこんにちは!

精研俳句の会事務局です

梅の便りが届いたとは言っても、今日は雪が降り屋根が真っ白になっている金沢。

急に冬景色に戻ってしまいました・・・(*_*;

あたたかな春が待ち遠しいです!

 

 

 

 

 

雪化粧

辺り一面

モノクロも

心は温き❤

春色 咲かそ!!

作:照一

 

 

「春近し」と、言えども北の国は勿論

地域によっては未だ未だ一面、雪化粧の所も。

寒く感じる時だからこそ、そこに生活する人々

それぞれが人間らしく、温(ぬく)味の有る繋がりで

春を待ちたいものですね。

 

 

 

 

 

紅梅に

優しく声かけ

春風が

作:照一

 

 

三寒四温?

いやいや未だ未だ冬の感。

その中でも時には、春めいた日差しが多くなって来た日も見え隠れ。

畑の中のつぼみが大きく膨らんだ紅梅に「もうそろそろ芽生いて奇麗な花を見せてね。」

と、フ~ッと春風が囁(ささや)いて、優しく声を掛けてそう。

 

 

 

 

今週もご覧いただき、ありがとうございました。

 

精研俳句の会では 引き続き俳句を募集しておりますので

 

皆さまふるってご応募ください(^O^)/

 

それでは、来週もお楽しみに~!!

 

社長の日常 2017/03/06

陽春近し

 

春 感じ

つくしの 坊や

目覚めたか

頭 上げ 下げ

土音 鳴らす

 

   照 一

 

 

 

畑のたんぽぽとつくし

 

春  胎動!!

 

動めく 自然力。

 

春には つくしや ふきのとう、たんぽぽと色付き

和ませる自然の力。

 

夏には灼熱の太陽のエネルギーで水や空気、土を勇気付け。

 

秋には秋の味覚で生きる者(物)を喜ばせる力を与え。

 

冬には冬の寒さに耐え生きる力を与える。

 

そんな自然の偉大な力に感謝!!

人生、自然に甘え逆らう事無く、五感を楽しみましょう。

長 山

スタッフの日常 2017/03/06

達人は五感を感じて....

今日のお天気は石川は 快晴 ☀ !

外にでると、ほのかに梅の香りがただよい春を感じますね。

 

 

さぁ!

今週も精研工業『明るく元気に』笑顔でのスタートです。

 

 

 

さて、今日の社長のコラムより

 

五感とは、

 

視覚 ・ 聴覚 ・ 嗅覚 ・ 味覚 ・ 触覚

 

 

 

 

のことです。

 

大和言葉では「ミル」、「キク」、「カグ」、「アヂハフ」、「サハル」と言います。

 

それぞれに意味があり、ミルは、マナコ(目)で変化を捉えて物の本体を

明らかにすること。

 

キクは、ミミ(耳)で強く受け入れること。

カグは、ハナ(鼻)で(目に見えない)はっきりしないものを感得すること。

アヂハフは、シタ(舌)の上で(味を)持続的に開き広げること。

サハルは、テ(手)を繊細に動かして触れることです。

 

食の口で味わう五感は、、

『甘い、辛い、酸っぱい、苦い、しょっぱい』

 

では、

『しょく』 は 『しょく』でも 『職』 の五感

 

 

職の五感とは、

 

責任感  ・使命感 ・ 達成感 ・ 満足感 ・ 幸福感

 

 

 

 

 

仕事で、この『感』を研ぎ澄ませることで力を発揮。

 

 

 

 

 

それがなんなのか、今一度考えて....

気づき力を研ぎ澄ましてみたいですね...。

 

スタッフの日常 2017/03/01

㊗第40回㊗ 精研俳句の会( ..)φ

みなさんこんにちは!IMG_0292

おかげさまで、 この精研俳句の会も第40回を迎えることが出来ました!

これからも、「明るく、元気に」をモットーに

楽しい会にしていきたいと思いますので宜しくお願い致します!!

 

 

では早速、本日の作品をご紹介していきますね(#^.^#)

 

 

 

 

春うらら

風にまかせて

雲 流留(ながる)

作:照一

 

 

 

春 弥生。

のどかな春の一日。

「ふ~っと」気を抜き空仰げば、風に身を任かせ

「の~んびり」と流れ行く雲を見る。

人生忙しく移りゆく時間の中には心洗う、ゆったりとした雲の動きにも似た

「ユッタリズム」も大事と思いますよね。

そんな時間(とき)が幸せと感じる時かも知れませんね。

 

 

 

 

 

 

幼(おさな)児が

新しいかばん

担(かつ) ぎ 見せ

いつから学校?

聞くあどけなさ

作:照一

 

 

 

三月に入り、四月はもうそこ迄。

小学校入学の子供さんのいる家(うち)は、

日々朝起きるとカバンを担いで「行ってきま~す。」

と練習をしている子供さんも居るのでは?

パパ・ママも、優しく元気に「行ってらっしゃい。」

と言って送り出す練習をしてくださいね。

パパもママも一年生。

おめでとうございます。

 

 

 

 

 

3月に入り、ますます春めいてきました。

気分もウキウキ!何か新しいことにチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね!

それでは、また来週お会いしましょう(^^♪

スタッフの日常 2017/02/27

自分は何ができるのか....

 

 

皆様こんにちは。

今日の石川は晴天。

花粉症が....

そろそろ、クシャミ・鼻水・ダル気症状のオンパレードマスク。

 

 

さぁ!

今週も精研工業『明るく元気に』笑顔でのスタートです。

 

今日の朝礼の社長のコラムより

 

 

私たちは、忘れない。

(日本赤十字。〜未来につなげるプロジェクト〜より)

 

あたりまえの日常が、

ガラリと変わってしまったあの日。

自分になにができるのか懸命に 考え、

行動した日々。

それぞれの想いを胸に、

前に一歩、もう一歩。

一人ひとりが忘れ ず未来にそなえることで、

きっと乗り越えられることがあると思うのです。

 

きっと、日常の仕事でもそうですね....

自分は何ができるのかも把握する....

 

 

職場では、自分だけの仕事に集中することも必要ですが、

それだけでなく周囲の情況にも常に気を配っていなければなりません。

周囲の人が忙しそうにしていれば、「なぜ自分以外の人が慌しく動いているのか?」

という疑問を持ち、情況が分かれば自分のできる範囲で手助けをする。

このような行動をとることができる力が情況把握力と言えます。

自分の周りで何が起こっているのか常に注意を払い、情況を把握できたら、

自分は何ができるのかを考える習慣を身に付けるといいでしょう。

そのためにも、自己の能力も十分に理解しておく必要があります。

この情況把握力はチームで働く際には、行動のきっかけとなる力で

ある点がとても重要です。社会人基礎力の中で最も重視される力である

「主体性」がありますが、これは「物事に進んで取り組む力」と定義し、

行動例は「指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけて積極的

に取り組む」です。誰かに指示されてから動くのではなく、自らが判断して

動かなければなりません。その際に必要となるのが、どんな行動をとるのか

を決定する情況把握力です。情況を正確に把握できなければ、主体性を持って

行動しても役立つ行動にはならないでしょう。それゆえ、情況を把握し、それ

を正しい行動に結び付けることが大切なんですね。日経キャリア教育.net

 

 

 

自分のことだけに一生懸命になるのではなく、周囲の情況に関心を払い、

把握する努力をすること。決して...

 

「自分さえ良ければいい。他のことは関係ない」

 

などという、心の狭い考え方を持っていてはダメですね....。

 

今一度、自分は何ができるのかと考えてみたいです。

 

今回も祝って頂きました!

 

 

 

みなさん

 

 

 

*Happy Birthday*

 

 

すてきな1年に

なりますように…★

 

 

 

今回も素敵なお店で、おめかしをし、現実逃避です。

社長ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社長の日常 2017/02/27

三百六十五歩

年重ね

一歩 一歩 二歩

我が人生

のんびり ゆっくり

味わい旨(うま)し

 

 

物事 一・二・三歩と考え、進めて行くのが常道で

若き者の進む道

しかし、還暦も遠い昔となって我れ思う事。

歌にもあるように

 

『一日一歩 三日で三歩

三歩進んで...』

 

そんな日々の生活 一・二・三....と、時計の振り子のように

正確でなくても

 

一・一・二、一・一・二、一・二・三と、の~んびり、ゆっくり

噛み締めて過ごしたほうが味わい深く人生 旨(うま)い

のではと....

 

 

皆さんはどう思われますかね?

 

 

スタッフの日常 2017/02/21

第39回 精研俳句の会( ..)φ

みなさんこんにちは!!

精研俳句の会、今日も「明るく、元気に」作品をお届けいたします!!!

 

 

 

 

 

辛抱(がまん)とは

己(おのれ)を磨く

砥石(といし)なり

作:照一

 

 

世の中、良い人・悪い人様々です。

自分自身にも勿論、良い所・悪い所一杯有ると自覚する

事が大事ですね。

動物の中でも人間として生まれた事に感謝と喜びを感じ、

自分自身の意に合わない事象に出会った時には

冷静に辛抱と我慢の時間と言う砥石(といし)を

与えられたと思い、心に磨きを掛けましょう。

そしてピカリと光る人になりたいですね。

 

 

 

 

 

夜明け前

火柱高く

寒空に

赤鬼 暴れ

跡形(むな)虚し

作:照一

 

 

 

皆さん火の元に十分気を付けてください。

先日近所で大変な火事が発生し、悲しい出来事で

一時、私達にも避難勧告が出る迄の大火でした。

火元のお家や延焼のお家の方へはお見舞い申し上げます。

決して人事ではありません。

気をつけ過ぎる事は無いと、改めて感じました。

 

 

 

 

精研俳句の会事務局は来週で第40回を迎えます!!

これからも楽しい俳句の会にしてゆきたいと思っておりますので

皆さまふるってご応募くださいね~(^O^)/

 

 

スタッフの日常 2017/02/20

あの時ぼくら、私は 若かった~。

おはようございます。

今日の石川 雨のスタートです。

雨の日は特に気分がどんよりしがちですね…。

 

けど、

本日の朝礼の社長のコラムより、『雨過天晴』うかてんせい

「雨過ぎて天晴る」とよみ、好ましくない事態が良い

方向にむかうこと をさします。

 

言葉の意味も使い方で、とても気持ちいいものですね。

 

 

こちら石川県も北陸地方で春一番もが吹き着実に春に近づいてきました。

 

今週も精研工業『明るく元気に』笑顔でのスタートです。

 

 

 

 

さて、

 

あの時ぼくら、私は 若かった~。

 

 

 

第一弾..。

 

 

続くとはわかりませんが... 

 

部署紹介をするのに原稿をお願いしたのですが...

 

本人紹介が提出されたので (笑) ....

 

 

内容変更で....。

 

それでは

あの時 ぼくら、私は 若かった~。ネ♪ .

 

 

では、ブログのバトンタッチです。

 

 

 

製造部でコンベアの中間ケースの加工、組立を行っている大嶋です。

 

 

 

 

若い人達には負けたくないと日々頑張っていますが、近頃、ちょっと....

足腰に痛みが(歳かな....)

 

なんて言っていられませんね。

これからも製造部は日々、お客様に良い製品をお届けしようと頑張っていきます。

 

 

そう言えば、先日の朝礼で稲架掛け(天日干し)を、知らない社員がいてびっくり

それも世代の違いなんですね 自分の年は 5?才

 

 

(稲架掛けのお米は美味しいのに、だけど自然の恵みと手間暇が

                                  かかっている分高価です)

 

 

 

時の流れながれと共に、田園の風景も変わっていくのが、ちょっと寂しいです...

 

 

さて、ここからは、私くし紺が先輩の机の中を

捜索しまして....。

 

 

あの時ぼくら、私は 若かった~。

 

 

 

衝撃の結果が....

 

 

 

 

 

Before  約14年前     After 生まれ変わったようです.....

 

 

 

1才7か月のお孫さんの居る、優しいステキナgrandpa(あえて英語で…)

 

 さて、次は誰の番に.... ( ̄∇+ ̄)

スタッフの日常 2017/02/15

第38回 精研俳句の会( ..)φ

みなさんこんにちは!!

精研俳句の会事務局です(#^.^#)

北陸は雪景色ですが、精研俳句の会では春めいた作品がでてきました。

ぜひ、ゆっくりご覧になってくださいね(^O^)/

 

 

 

 

 

 

雪融けて

春を告げるや

子雀が

友探す旅

空中散歩へ

作:照一

 

 

 

 

 

春は未だか、未だかと待ち遠しいと待ち焦がれ。

「雪が融けたよ~!!」「春だよ~!!」

初めて春を迎える子雀の群れ、友達探し

「いざ出(いで)し!!空中散歩ぞ」

私も友に為りたや雀達と。

 

 

 

 

 

 

陽炎に

心 わくわく

春を待つ

幼児(おさなご)共に

草花までも

作:照一

 

 

 

 

 

春本番にはまだまだ程遠い、2月初旬。

本当に珍しい快晴で気温も上がった或る日。

陽炎たなびいて本格的な春の様相。

「毎日この陽気な日々、早く来い!!」

世の命有る全ての生、待ち焦がれているかのよう。

 

 

 

 

陽炎(かげろう)とは、局所的に密度の異なる大気が混ざり合うことで光が屈折し、起こる現象。

よく晴れて日差しが強く、かつ風があまり強くない日に、道路のアスファルト上などに立ち昇る、

もやもやとしたゆらめきのこと。

蜃気楼の意味でこの言葉を使うこともある。

日本では春の季語とされる。

また、現代では舗装された道路や金属の物体などの暖まりやすいものが増えて、

見る機会がより増えている。

常に変化してできては消えるその様から、とらえどころのないもの、はかないものの例えとしても用いられる。

 

 

 

 

もう2月も半分が過ぎましたね。

みなさん、体調管理に気をつけ寒さを乗り切りましょう!!

 

来週もお楽しみに~!!(^O^)/

スタッフの日常 2017/02/13

31年ロングセラー

 

おはようございます。

今日の石川は  雪。゚。。゚゚。゚゚。゚。です。

精研工業 寒さに負けず『明るく元気に』笑顔でのスタートです。

 

 

さて、明日はバレンタイン

 

あー、そういやバレンタインだったっけ…(´A`)」

チョコ…チョコが...。

街じゅう赤い が....

2月14日はバレンタインデーであり多くのラブラブなアベックは

いい感じの夜を、過ごすこととなるのでしょうか....。

 

 

我が家は普段通りに過ぎるでしょうが.....(笑)

とりあえず、主人と息子に...
バレンタインって本命チョコは勿論、義理チョコにも

結構ワクワクしちゃいますよね ♡*.+゜♡*.+

 

 

なんか、他人の幸せを目の当たりにしたり、孤独を感じたりすると

寂しさはピークに...なぁんて...記事が....

まあ、自分自身が楽しんでその日を過ごせるなら

どんな過ごし方もアリですよね (*´∪`)

 

 

さて、今日はネオコンについて....その1

 

ネオコンも昭和61年から発売されて、もう 31年 のロングセラー となりました。

まだまだ、当初からのネオコンを大切に使って頂いているお客様もいて本当に感謝です。

 

まだまだ部品の交換依頼があります。

しかし、ネオコンも年代と共に使いやすさを求めた製品設計と共に部品の設計変更が

伴っています。

ぜひ現場に赴いた時、お客様より問い合わせがあった場合、ネオコンに取り付けて

ある製造番号をお控え(お聞き)ください。

 

当社は製造番号管理 ( 美作工場長が昔から細かく管理してくれてあります。 )

原図管理もきちんとされています。

納入された当初からの図面で、現在ある部品との互換性の確認もある程度

(ごめんなさい100%ではないですが...)できます。

 

ネオコンの製造番号より納入された年代、型式も全て読み取れます。

ぜひ、製造番号(シリアル番号)のご確認をよろしくお願いいたします。

 

 

ちなみにネオコンの製造番号は本体のDケース(モーター付近)

ご確認ください。

 

 

 

スタッフの日常 2017/02/08

第37回 精研俳句の会( ..)φ

みなさん、こんにちは!

精研俳句の会 事務局です(#^.^#)

今日も元気に作品の紹介をしていきたいと思います!!

 

 

 

 

田舎住み

気持ち繋がる

畑(はた)仕事

作:照一

古里に帰り数年、気持ちも新た。

第二、第三の人生「お~有ったぜ!!」

心・体の癒し処。

「大地・空・水・人」

大きな、そして素朴な財産我れ見つけし。

「万歳!!」楽しもうぜ、続けようぜ、素敵な人生!!ワッショイ。

定年で都会から古里へ帰った元気な方のある日の思い。

 

 

 

 

 

 

春 麗(うら)ら

日々の営(いとな)み

時季(とき)楽し

作:照一

 

 

日一日春めいて、老いも若きも自然の変わりに気持ちも変わり。

春夏秋冬、四季の始まり春感じ。

「喜びと、楽しさ」を噛み締め乍らの時季(とき)の営みが出来る事に感謝。

 

 

 

 

 

 

 

冬から春へ移り変わる様子が、作品を通して感じられます!

 

最後の作品は匿名の受験生の母より頂きました...

 

 

 

 

 

 

桜さく

まちにまったね

その報(しら)せ

作:母

 

 

 

 

 

只今、受験シーズン真っ只中ですね。

受験生は今が一番大変な時期ですが、健康管理に気をつけて

とにかく今は頑張って下さいね!!!

 

では、また来週お会いしましょう(^O^)/

スタッフの日常 2017/02/06

暦マニア?

おはようございます。

 

暖かったり、寒かったり、雨が降ったり....

今日は、ちょっと寒いスタートです。

皆、体調に気を付けて頑張りましょうね。

 

 

 

今日は季節のお話から入りたいと思います。

 

先日テレビで林修先生が話題にしていたお話から....

 

林先生のお話し、面白くて、わかり易くて、今頃ハマっている私です(笑)

『今』.... なんですよね。(笑)

 

 

 

 

 

 

さて、

 

最近、暦ブーム 到来とか.......

七十二候(しちじゅうにこう)?

日本の暦には二十四の節気と、七十二もの季節があることをご存じでしたか?

日本には季節を表現する素敵な言葉がこんなにあったのかと

あらためて感じました 。

 

 

 

「春分」「冬至」などよく耳にするのが「二十四節気」で

1年を24等分して約15日ごとに分けた季節のこと。

約2600年も前に中国の黄河地方で作られた暦のため、実際の日本の

気候とは若干のずれがあります。

「七十二候」は半月ごとの季節変化を表す「二十四節気」をさらに

約5日おきに分け気象の動きや動植物の変化を知らせるもので日本の

気候や風土に合うよう江戸時代に入ってから何度か改定されています。

 

 

 

 

七十二候の名称は、気候の変化や動植物の様子が短い文で表されています

私たちの暮らしでは目にする機会の少ない事象もありますが、おおかたは

その時期の「兆し」を伝え、繊細な季節のうつろいを感じさせられます。

 

1週間のうちにも季節を表現し、言葉で繊細な季節感を感じますね。

 

 

二十四節気を初候・次候・末候の3つに分かれます。

出典:七十二候|暮らし歳時記 より

 

啓蟄(3月6日頃)冬ごもりしていた虫が、地中からはい出る頃。

初候:「蟄虫啓戸」(すごもりのむしとをひらく)次候:「桃始笑」(ももはじめてさく)

末候:「菜虫化蝶」(なむしちょうとなる)

 

桃始笑(ももはじめてさく) 3月11日桃の花が咲き始める時期。

花が咲くことを笑うと表現しています。

ちなみに「山笑う」とは俳句の春の季語で、春山の明るい雰囲気を

イメージさせてくれます。

 

春分(3月21日頃)太陽の中心が春分点に達し、全地球上の昼夜の

長さがほぼ等しくなる日。

初候:「雀始巣」(すずめはじめてすくう) 次候:「桜始開」(さくらはじめてひらく)

末候:「雷乃発声」(かみなりすなわちこえをはっす)

 

桜始開(さくらはじめてひらく) 3月26日桜の花が咲き始める頃。

各地で桜の開花予想が発表され、待ちわびた春の到来と楽しい

お花見の予定にわくわくする季節です。

 

清明(4月5日頃)

春のはじめの清らかで生き生きとした様子「清浄明潔」という語を略したもの。

初候:「玄鳥至」(つばめきたる)   次候:「鴻雁北」(こうがんかえる)

末候:「虹始見」(にじはじめてあらわる)

 

虹始見(にじはじめてあらわる) 4月15日日増しに陽光が強くなり、雨上がりに

美しい虹が見られるようになる、という意味です。ダブルの虹、とても幻想的な

風景ですね。

 

穀雨(4月20日頃)この時期に降る雨は「百穀春雨」、百穀を潤し芽を出させる

春雨といわれています。種まきなどを始めるのに適した時期として農作

目安になっています。初候:「葭始生」(あしはじめてしょうず)

  次候:「霜止出苗」(しもやみてなえいずる)末候:「牡丹華」(ぼたんはなさく)

 

牡丹華(ぼたんはなさく) 4月30日牡丹の花が咲く頃。牡丹は日本には遣唐使

によってもたらされたともいわれ「富貴草」「百花の王」などの別名があります。

 

立夏(5月5日頃)暦の上では立夏から立秋の前日までが「夏」とされています。

「夏が立つ」夏の始まりです。

初候:「蛙始鳴」(かわずはじめてなく)    次候:「蚯蚓出」(みみずいずる)

末候:「竹笋生」(たけのこしょうず)

 

竹笋生(たけのこしょうず) 5月15日タケノコが生えてくる頃。

「雨後の筍」というたとえもある通り雨の降った後は続々と生えてくるそうです。

 

小満(5月21日頃)陽気が日増しに良くなり、万物が成長して天地に満ち

始めることから小満と言われれるそうです。

初候:「蚕起食桑」(かいこおきてくわをはむ)   次候:「紅花栄」(べにばなさかう)

末候:「麦秋至」(むぎのときいたる)

 

麦秋至(むぎのときいたる) 5月31日麦の穂が実り始め、収穫するころ。

季節としては初夏ですが、麦にとっては収穫の「秋」であることから、名づけ

られた季節が「麦秋」です。「麦秋」は俳句の夏の季語の一つです。

 

芒種(6月6日頃)稲・麦など芒(のぎ)をもつ穀物の種をまく季節とされたことから、

芒種と呼ばれています。実際の種まきはこれより早い時期に行われます。

初候:「蟷螂生」(かまきりしょうず)次候:「腐草為蛍」(くされたるくさほたるとなる)

末候:「梅子黄」(うめのみきばむ)

 

腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる) 6月11日腐った草が蒸れて、蛍になると

いう意味。昔は腐った草が蛍になると考えられていたそうです。

ホタルの幻想的な光は風情ある夏の夜の風物詩ですね。

 

夏至(6月21日頃)夏至とは「日長きこと至る、きわまる」と言う意味だそうです。

一年で昼の長さが最も長く、夜が短い日。正午の太陽の高さも一年で最も高く

なります。初候:「乃東枯」(なつかれくさかるる) 次候:「菖蒲華」(あやめはなさく)

末候:「半夏生」(はんげしょうず)

 

半夏生(はんげしょうず) 7月2日梅雨の末期に、半夏(別名=烏柄杓

<からすびしゃく>)という毒草が生える多湿で不順な頃のこと。農家ではこの日

までに田植えを済ませ、どんなに気候が不順でもこの後には田植えをしないと

いう習慣があったそうです。

 

小暑(7月7日頃)この頃から暑さがだんだん強くなっていくという意味です。

例年では小暑から3~7日くらい遅れて梅雨明けすることが多いようです。

初候:「温風至」(あつかぜいたる)    次候:「蓮始開」(はすはじめてひらく)

末候:「鷹乃学習」(たかすなわちがくしゅうす)

 

鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす) 7月17日春に生まれた鷹の幼鳥が、飛び

方や獲物を捕らえる技を覚え、巣からの旅立ちを迎える頃。日本では古今タカと

いえば「大鷹」をさすことが多く優れたハンターであることから「鷹狩り」などに使わ

れました。

 

大暑(7月23日頃)梅雨明けの時期で、夏の土用もこの頃にあたります。

最も暑い頃という意味ですが、現代では実際の暑さのピークはもう少し後になります

ね。初候:「桐始結花」(きりはじめてはなをむすぶ)

次候:「土潤溽暑」(つちうるおうてむしあつし)末候:「大雨時行」(たいうときどきふる)

 

大雨時行(たいうときどきふる) 8月3日「ときどき大雨が降る」の意。ざあっと降る

夕立より、近年では異常気象による大型台風やゲリラ豪雨のほうが強い印象が

ありますね。

 

立秋(8月7日頃)暦の上では秋になりますが、まだまだ残暑が厳しく気温の高い日が

続く時期。初候:「涼風至」(すずかぜいたる)    次候:「寒蝉鳴」(ひぐらしなく)

末候:「蒙霧升降」(ふかききりまとう)

 

蒙霧升降(ふかききりまとう) 8月18日深い霧がまとわりつくようにたちこめる頃。

俳句の季語では秋は「霧」、春は「霞(かすみ)」になります。

 

処暑(8月23日頃)暑さが和らぐという意味。長く厳しかった夏もようやく暑さの峠を

越し、朝夕は涼風が吹き始めます。

初候:「綿柎開」(わたのはなしべひらく)   次候:「天地始粛」(てんちはじめてさむし)

末候:「禾乃登」(こくものすなわちみのる)

 

禾乃登(こくものすなわちみのる) 9月2日稲穂に米が実り、日に日に熟していきます。

「禾」は稲穂が垂れることをあらわした象形文字だそうです。

 

白露(9月8日頃)夜の間に大気が冷え、草花の上に朝露が宿るという意味。

本格的な秋の訪れを感じる頃です。

初候:「草露白」(くさのつゆしろし)   次候:「鶺鴒鳴」(せきれいなく)

末候:「玄鳥去」(つばめさる)

 

玄鳥去(つばめさる) 9月18日春先に飛来した燕が日本で夏を過ごし子育てを終え、

南へ帰っていきます。越冬先である東南アジアやオーストラリアまでは数千キロメートル

にも及ぶ旅が待っています。

 

秋分(9月23日頃)春分と同じく真東から昇った太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ

同じになります。「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざもあるように、この日を境にだんだ

と寒さが増していきます。初候:「雷乃収声」(かみなりすなわちこえをおさむ)

次候:「蟄虫坏戸」(むしかくれてとをふさぐ)末候:「水始涸」(みずはじめてかるる)

 

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) 9月23日雷が鳴り響かなくなる季節。

夏の間、夕立とともにゴロゴロと鳴り響いていた雷も鳴りを潜めてくる頃です。

俳句の季語では「雷」は夏、「稲妻」は秋に分類されています。

 

寒露(10月8日頃)寒露とは、文字の示す通り晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷

たい露のことをいいます。しんしんと深まりゆく秋、大気も安定して青く高い空、秋晴

れの日が多くなる頃です。初候:「鴻雁来」(こうがんきたる)

次候:「菊花開」(きくのはなひらく)末候:「蟋蟀在戸」(きりぎりすとにあり)

 

菊花開(きくのはなひらく) 10月13日菊の花が美しく咲き始める頃。

各地で菊の品評会や菊まつりが開かれます。

 

霜降(10月23日頃)朝晩の冷え込みがいっそう厳しくなり、朝霜が見られる頃。

山や街も紅葉で美しく彩られる季節です。初候:「霜始降」(しもはじめてふる)  

次候:「霎時施」(こさめときどきふる) 末候:「楓蔦黄」(もみじつたきばむ)

 

楓蔦黄(もみじつたきばむ) 11月2日楓(かえで)や蔦の葉が赤や黄色に色づく季節。

紅葉という言葉は、霜や時雨の冷たさに葉が揉み出されるようにして色づくことから

「揉み出づ」~「もみづ」~「もみじ」と転訛したという説もあります。

 

立冬(11月8日頃)本格的な冬の始まり。「立」には新しい季節になるという意味が

あり立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目となります。

初候:「山茶始開」(つばきはじめてひらく)  次候:「地始凍」(ちはじめてこおる)

末候:「金盞香」(きんせんかさく)

 

金盞香(きんせんかさく) 11月17日水仙の花が咲き始める頃。キク科のキンセンカ

とは異なります。昔、中国で水仙の花の黄色い部分を黄金の杯に、白い花弁を銀の

台にたとえ「金盞銀台(きんせんぎんだい)」と呼んだことが別称の由来だそうです。

 

小雪(11月23日頃)気象庁の天気予報用語での「小雪」は「数時間降り続いても

降水量として1mmに達しない雪」だそうです。初候:「虹蔵不見」(にじかくれてみえず) 

次候:「朔風払葉」(きたかぜこのはをはらう) 末候:「橘始黄」(たちばなはじめてきばむ)

 

朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)11月27日北風が木々の枝から紅葉や枯葉を吹き

払う頃。「朔風」とは北から吹く風、北風のことです。

 

大雪(12月7日頃)山だけでなく平野にも降雪のある季節。寒さが日増しに厳しくなって

ゆきます。初候:「閉塞成冬」(そらさむくふゆとなる)  次候:「熊蟄穴」(くまあなにこもる)

末候:「鱖魚群」(さけのうおむらがる)

 

熊蟄穴(くまあなにこもる) 12月12日

クマが冬眠するために、穴に入る時期。クマは小型の動物とは異なり冬眠中は

中途覚醒や排便・排尿もしないそうです。飼育されているクマは冬眠はしないのだとか。

 

冬至(12月22日頃)日照時間が減り、夏至と反対に夜が最も長く昼が短い日。

冬至にかぼちゃを食べるのは風邪を引かない、金運を祈願するというような意味がある

そうです。初候:「乃東生」(なつかれくさしょうず) 次候:「麋角解」(さわしかのつのおつる)

末候:「雪下出麦」(ゆきわたりてむぎのびる)

 

麋角解(さわしかのつのおつる) 12月27日鹿の角が落ちる頃。麋とは大型の鹿の

一種でヘラジカ、オオジカのことと言われます。北米ではムース、エルクなどと呼ば

れる鹿ですが日本には生息していません。雄の巨大な角がこの時期になると脱落

し生え変わります。

 

小寒(1月5日頃)寒さが最も厳しくなる前、これから寒さが加わる頃という意味で、

いわゆる「寒の入り」です。小寒から節分までの30日間を「寒の内」といい寒さが厳し

くなり冬本番を迎えます。初候:「芹乃栄」(せりすなわちさかう)

次候:「水泉動」(しみずあたたかをふくむ)末候:「雉始雊」(きじはじめてなく)

 

芹乃栄(せりすなわちさかう) 1月5日セリが盛んに生育する頃。

冷たい沢の水辺で育つセリは春の七草のひとつとしてもよく知られています。1月7日に

無病息災を願って食べる「七草粥」にも入れられます。セリには鉄分が多く含まれ、

増血作用が期待できるとも言われます。

 

大寒(1月20日頃)冬の最後の節気、一年で最も寒い時期です。

初候:「款冬華」(ふきのはなさく)  次候:「水沢腹堅」(さわみずこおりつめる)

末候:「鶏始乳」(にわとりはじめてとやにつく)

 

水沢腹堅(さわみずこおりつめる) 1月25日沢に厚い氷が張りつめる頃。

沢を流れている水さえも寒さに凍りつく厳しい冬の情景です。

 

立春(2月4日頃)立春は一年のはじめとされ、季節の節目はこの日が起点に

なっています。まだまだ寒いですが、暦上ではこの日から春となります。

初候:「東風解凍」(はるかぜこおりをとく) 次候:「黄鴬睍睆」(おうこうけんかんす)

末候:「魚上氷」(うおこおりをいずる)

 

黄鶯睍睆(おうこうけんかんす) 2月9日「うぐいすなく」とも読みます。

その名の通り、山里でウグイスが鳴き始める頃。

ウグイスは別名「春告鳥」ともいい、その声で春の訪れを知る、とされています。

 

雨水(2月19日頃)空から降るのが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味。

春一番が吹くのもこの頃です。初候:「土脉潤起」(つちのしょううるおいおこる)

次候:「霞始靆」(かすみはじめてたなびく) 末候:「草木萌動」(そうもくめばえいずる)

 

草木萠動(そうもくめばえいずる) 3月1日寒さも和らぎ、日に日に暖かくなりはじめ

草木が芽吹き始める頃。長く寒い冬も終わりいよいよ本格的に春がやってきます。

 

いかがでしたか?

 

季節の移ろいを鮮やかに切り取った言葉は、かつては私たちの暮らしの中で

日常的に使われていたそうです。俳句の季語にも使われます。

 

感性とともに伝えられてきた「七十二候」をもう一度見直すことで

四季の気配を感じる力を育てたいですね。

 

晴れた日には外にでる事で 見て、感じる事で季節感を感じる事が出来ますよね。

夜は、空を見上げると、星が季節によって違います。

自然の音を聴くのもよいですね。

ちょっと時間に余裕をもって季節を感じる時間を作ると日頃

の時間と少し違った気配を感じる事が私は好きです。

 

うつろいゆく季節の美しさをちょっと違う視点から眺めて

みるのも面白いかもしれませんね。

 

 

 

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